2018年12月15日 10:07 | 無料公開
国連の中満泉事務次長(中央右)ら、武器貿易条約の式典に参加した関係者=14日、ニューヨーク(ANDREW・KELLY/ControlArms提供、共同)
【ニューヨーク共同】通常兵器がテロや市民虐殺に使われないように規制する武器貿易条約(ATT)の参加国数が14日、100カ国に達し、国連で軍縮担当上級代表を務める中満泉事務次長らが参加してニューヨークで式典が開かれた。国連軍縮室が発表した。
中満氏は、国際的な安全保障環境に悪化の兆しが出ており、ATTの重要性は増していると指摘。「ATTの完全順守に力を注ぎ続けることで、世界中の人々の願いに応えよう」と訴えた。
日本政府は今年8月に東京でATTの締約国会議を開催するなど、推進に力を入れている。