JR呉線が5カ月ぶり全線復旧 西日本豪雨で被災

約5カ月ぶりに全線復旧したJR呉線=15日午前、広島県三原市

 JR西日本は15日朝、7月の西日本豪雨で線路に大量の土砂が流入するなどして不通となっていた呉線三原(広島県三原市)―安浦(同県呉市)間の運行を再開した。呉線は約5カ月ぶりに全線復旧した。

 JR西によると、三原―安浦間は71カ所が被災。バスによる代行輸送が続いてきた。当初、運行再開は年明けになると見込まれたが、土砂に埋もれた線路の被害が想定より軽かったことなどから前倒しが可能となった。

 再開したこの日、広島県竹原市から県立三原高に通う西本理玖さん(16)は三原駅に降り立ち「バスだと1時間早く起きないといけなかった。勉強する時間も取れる」と歓迎した。


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