スーパー玉出創業者に罰金、大阪 売春収益から店舗の賃料を受領

前田託次創業者=5日

 売春収益と知りながら店舗の賃料を暴力団幹部側から受け取っていたとして、大阪区検は14日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)の罪で、格安店として知られる「スーパー玉出」創業者の前田託次氏(74)を略式起訴した。大阪簡裁は同日、罰金30万円の略式命令を出した。

 起訴状などによると、今年2〜4月、3回にわたり、大阪市西成区の歓楽街「飛田新地」にある料亭の賃料計135万円を、売春で得た収益と知りながら受け取った。区検は認否を明らかにしていない。

 大阪府警によると、この料亭はスーパー玉出の店舗跡地にあり、土地・建物は同社や関連会社が所有する。


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