マツダ、広島で相乗り実験 「交通弱者」解消目指す

マツダが始めたライドシェアの実証実験=広島県三次市(マツダ提供)

 マツダは14日、広島県三次市で県や市と連携して、将来のライドシェア(相乗り)サービスを見据えた送迎の実証実験を始めたと発表した。高齢者らが電話やスマートフォンのアプリで依頼すると、複数の依頼者を乗り合いで駅や診療所、スーパーなどにドライバーが送迎してくれる仕組み。過疎地で移動に困る「交通弱者」の問題を解消して地域活性化を図る。

 実証実験では、マツダが車両の提供や運行管理のアプリの開発を担い、地元のNPO法人に所属するドライバーが配車を受けて送迎を担当する。アプリを通じて地域のイベントの案内などもできるようにしており、積極的な外出や交流を促したい考えだ。


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