米上院、サウジ皇太子非難 トランプ氏に方針転換迫る

ブエノスアイレスでG20首脳会合の開会式に臨むサウジアラビアのムハンマド皇太子=11月(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米上院本会議は13日、サウジアラビア人記者カショギ氏殺害事件の責任はムハンマド皇太子にあると非難する決議案を採択した。イエメン内戦でのサウジへの軍事支援の中止をトランプ大統領に求める決議案も可決した。同盟国サウジとの関係を重視するトランプ氏は皇太子を擁護し、政権は軍事支援を続ける必要性を訴えてきたが、議会は方針転換を迫った。

 トランプ氏を支える共和党が多数派を占める議会で政権の方針に反対する決議が可決されるのは異例。皇太子非難決議は満場一致で採択され、コーカー外交委員長(共和党)は議会による「強い声明だ」と述べた。


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