防衛、宇宙やサイバーも一体運用 新大綱の基本概念

2014年3月、防衛省内に発足した「サイバー防衛隊」のサイバーオペレーションセンター(同省提供)

 政府は、新たな防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」の基本概念を「多次元統合防衛力」とする方向で最終調整に入った。防衛力について、陸海空に宇宙、サイバーなどの新領域を加え、一体運用するとの考え方を前面に打ち出す。13日午後の与党ワーキングチーム(WT)などで詰めの協議を急ぐ。同日、政府筋が明らかにした。2013年に策定された現大綱の「統合機動防衛力」に代わる新名称となる。

 基本概念の名称を巡り、自民党は5月にまとめた提言で「多次元横断防衛」を提唱していた。


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