成田山新勝寺ですす払い 年末恒例、新年へすっきり

成田山新勝寺で四大明王の像の「すす払い」をする僧侶=13日早朝、千葉県成田市

 千葉県成田市の成田山新勝寺で13日、新年に向けて1年間の汚れを落とす年末恒例のすす払いがあり、僧侶と職員が仏像やお堂を丁寧に清めた。

 午前5時半ごろから、作務衣にマスク姿の僧侶らが、本尊の不動明王や四大明王の像をはけで払い、仏具を磨いた。本堂の欄干や軒下は、横一列に並んだ10人が、長さ約10メートルの「ササ竹」を左右に振ってほこりを落とした。

 新勝寺のすす払いは江戸時代に始まったとされ、毎年12月13日に行われる。正月三が日は約300万人の初詣客を見込む。僧侶の鈴木照乗さん(54)は「すがすがしい気持ちで良い年を迎えられるよう、お出迎えしたい」と話した。


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