中国人の日本語作文表彰式、北京 東京五輪への思いが最優秀

「中国人の日本語作文コンクール」の表彰式で、作品を発表する黄安キさん=12日、北京の日本大使館(共同)

 【北京共同】「中国人の日本語作文コンクール」表彰式が12日、北京の日本大使館で開かれ、車いす生活の祖母を20年の東京五輪に連れて行くという強い思いをつづった上海の復旦大4年、黄安キさん(21)が最優秀賞を受賞した。

 黄さんは京都を訪れた際にバリアフリー化が進んでいると実感。08年の北京五輪前に右足を骨折し車いす生活になった元体育教師の祖母が、五輪を見に行きたいと望む夢を必ず実現すると日本語でまとめた。

 表彰式で黄さんは「京都では車いすの人も歓迎されていると感じ、日本社会の平等さや愛を感じた。これから日中友好の懸け橋として活躍できるよう頑張る」と述べた。


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