2018年12月12日 17:51 | 無料公開
記者会見する中国外務省の陸慷報道局長=12日、北京(共同)
【北京共同】中国で拘束されたと報じられたカナダの元外交官マイケル・コブリグ氏が所属するシンクタンク「国際危機グループ」は12日、ホームページ上で、コブリグ氏が10日夜に北京で中国国家安全省に拘束されたと明らかにし、早期釈放を求める声明を出した。拘束後の状況は不明とし、安否に懸念を示した。
中国国家安全省は外国人のスパイ活動などを取り締まる部門で、スパイ容疑の名目で拘束した可能性がある。
中国外務省の陸慷報道局長は12日の記者会見で、コブリグ氏の拘束について確認を避ける一方、国際危機グループは中国で登録されておらず、中国での活動は違法だと主張した。