飼育イノシシが豚コレラ、岐阜 県内施設で4例目

豚コレラの陽性反応が出たイノシシが飼育されていた猟犬の訓練場=10日午後0時5分、岐阜県関市

 岐阜県は10日、同県関市東志摩の猟犬の訓練場で飼育されているイノシシ1頭から県の遺伝子検査の結果、豚コレラの陽性反応が出たと発表した。同県内の飼育施設で豚コレラが確認されるのは4例目。施設の防疫作業や殺処分を進める。

 県によると、訓練場ではイノシシ計23頭を飼育。陽性の1頭は9日に死に、10日に検査結果が出た。他に1頭が衰弱しているという。県は、訓練場から半径10キロ圏内で豚の出荷などを禁じる搬出制限を設定した。

 同県内では、岐阜市の養豚場で9月に国内で1992年以来の感染が判明。11月に岐阜市畜産センター公園、12月上旬には県畜産研究所で発生した。


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