2018年12月10日 09:56 | 無料公開
工場で製品を組み立てる作業員
内閣府が10日発表した7〜9月期の国内総生産(GDP、季節調整値)改定値は、物価変動を除いた実質で前期比0・6%減、年率換算で2・5%減となった。速報値の年率1・2%減から大幅に下方修正された。これまで景気回復をけん引してきた設備投資が落ち込み、自然災害の影響が一段と表れた。マイナス成長は2四半期ぶり。
改定値は11月発表の速報値を、法人企業統計などを反映して計算し直した。設備投資は速報値の前期比0・2%減から2・8%減に下がり、個人消費は0・1%減から0・2%減に見直された。
輸出は1・8%減、輸入は1・4%減で、速報値から変わらなかった。