膝の金具、固定不十分で再手術 兵庫県立尼崎総合医療センター

 兵庫県は22日、県立尼崎総合医療センター(同県尼崎市)で8月に実施された男子高校生の右膝前十字靱帯再建手術で、金具の固定が不十分な医療事故があったと発表した。執刀医の確認不足が原因。高校生は再手術を受けリハビリ中で後遺症はないという。

 県によると、損傷した靱帯の代わりに他の部位の腱を移植し、手術部位を金具で固定した。手術中のエックス線画像で固定したと判断したが、後日のCT画像で固定できていないことが分かった。

 県は一方向からの画像で確認したことが原因として、今後は複数方向から確認するとしている。


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