首相、2次補正予算案の編成指示 防災対策や農業強化を柱に

 安倍晋三首相は20日の閣議で、2018年度第2次補正予算案の編成を指示した。11月中にまとめる全国の重要インフラの点検結果を踏まえた防災対策や、環太平洋連携協定(TPP)発効に備えた農業強化策を柱とする。年末に閣議決定し、来年1月召集の通常国会に提出する。

 7〜9月期の実質国内総生産(GDP)の伸び率がマイナスに陥ったことから、安倍政権は2次補正予算で景気浮揚も狙う。歳出規模は数兆円となる見通しだ。

 麻生太郎財務相は閣議後の記者会見で「首相から、来年度予算にも十分な消費税対策を盛り込み、景気を下支えするよう指示があった」と述べた。


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