渡海元文科相側、190万円返還 談合企業に行政処分後分

 衆院議員の渡海紀三朗元文部科学相が代表を務める自民党兵庫県第10選挙区支部が、談合で16年に公正取引委員会の行政処分を受けた企業から14〜16年に計208万円の献金を受けた問題で、渡海氏の事務所は19日、17〜18年にも計172万円の献金を受けていたと明らかにした。処分後に受領した計190万円を19日付で返還した。

 担当者は「法的に問題はないと考えているが、公取委が処分した以降の献金は道義的責任から返金した」と説明した。

 企業は東証1部上場の多木化学(兵庫県)。

 事務所によると、返金したのは16年分の18万円、17年分の136万円、18年分の36万円。


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