災害の保険金支払い1兆1千億円 損保大手、2社が減益

 損害保険大手3社は19日、台風21号や西日本豪雨に伴う保険金支払いが、2019年3月期は計約1兆1600億円に上る見込みだと明らかにした。同時に発表した18年9月中間連結決算は、SOMPOホールディングス(HD)を除く2社の純利益が前年同期比で減少した。今後も大規模災害が続けば、財務状況が悪化する恐れがありそうだ。

 MS&ADホールディングスの純利益は、前年同期比38・9%減の463億円、東京海上ホールディングスは29・8%減の538億円だった。家屋などの浸水被害を補償する火災保険の支払いが響いた。


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