デジタル税、仮想通貨を議論 日本議長国の来年G20で

 日本が議長国を務める来年の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の主要議題が19日、判明した。IT大手に対するデジタル課税や仮想通貨の規制、国際収支の不均衡が含まれる。月末にアルゼンチンで開かれる今年のG20財務相・中央銀行総裁会議で示す方向で調整している。

 IT大手は国境を越えて事業展開しているが、サービスを提供して利益を上げている国で法人税をほとんど納付していない実態がある。国をまたいだインターネット上の取引に課税ルールの整備が追い付いていないためで、日本は議長国として国際基準の設定へ一定の合意を取り付けたい考えだ。


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