危険性認識に疑問と住民 砲弾落下、陸自が直接謝罪

説明会で謝罪する陸上自衛隊中部方面総監部の今村武防衛部長(中央)=17日午後、滋賀県高島市

 陸上自衛隊饗庭野演習場(滋賀県高島市)の81ミリ迫撃砲弾落下事故を受け、陸上自衛隊は17日、演習場周辺の自治会長らを集めた説明会で謝罪した。中部方面総監部(兵庫県伊丹市)などの約40人で構成する事故調査委員会の設置も報告。2015年に続く射撃訓練のミスに、住民からは危険性の認識を問う声が上がった。

 演習場を管理する今津駐屯地(高島市)の水谷清隆司令と中部方面総監部の今村武防衛部長が出席。15年7月、演習場から飛んだ銃弾が住宅に着弾する事故があった地区の橋本恒夫自治会長(76)は「住人が不安を覚えないようにお願いしたい」と強い口調で求めた。


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