福田元首相が対日貿易赤字で苦言 「米国にも問題」

 【ワシントン共同】福田康夫元首相は16日、ワシントンのシンポジウムで講演し、トランプ米政権が対日貿易赤字の削減を求めていることについて「米国にも問題がある。日本が責任を独りで負わないといけないのか」と述べ、圧力を強める米国に苦言を呈した。

 福田氏は「貿易赤字は相手国の責任ばかりにできない。貿易赤字は20〜30年も続いている。それを米国がどう考えるのか」と指摘。日本は貿易不均衡に対処するため「米国に相当投資している」と理解を求めた。


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