岐阜市の豚、豚コレラ陽性 感染は2例目

飼育する豚から豚コレラの陽性反応が出た「岐阜市畜産センター公園」で消毒される豚舎=16日午前8時14分、岐阜市

 岐阜県は16日、「岐阜市畜産センター公園」の豚1頭を遺伝子検査したところ、豚コレラの陽性反応が出たと発表した。県は施設内の豚計23頭の殺処分を進めている。岐阜市の養豚場で9月、国内で1992年以来となる感染が確認されており、2例目。

 県によると、15日午後2時40分ごろ、市の獣医師が県に「豚1頭の元気がなく、発熱もある」と通報。16日午前1時、県の遺伝子検査で陽性となった。

 県内ではこれまでに49頭の野生のイノシシの感染が確認されている。うち2頭は9月下旬、施設の公園内で見つかっているが、県によるとその時点では豚に異常はみられなかった。


  • LINEで送る