島根大病院、96人が業務外閲覧 殺人事件被害者の電子カルテ

 島根大病院(島根県出雲市)で今月、多数の医療関係者が業務と関係ないのに殺人事件被害者の電子カルテを閲覧していた問題で、同病院は15日、96人が業務外で閲覧をしていたとの調査結果を発表した。今後さらに調査を続け、不適切な閲覧と判断した職員には個別に警告し、処分する。

 同病院によると、被害者のカルテにアクセスした247人から、業務目的だったかどうか聞き取り調査。業務外で閲覧したと自己申告した96人には、医師や看護師の他、事務職員も含まれていた。外部流出は確認されていないとしている。

 出雲市の住宅で5日、女性2人殺害事件が発生。うち1人が同病院に搬送された。


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