両陛下、9月の地震被災者励ます 36人犠牲の北海道厚真町日帰り

北海道厚真町の土砂災害現場を視察し、宮坂尚市朗町長の説明を受けられる天皇、皇后両陛下。左端は高橋はるみ知事=15日午後(代表撮影)

 天皇、皇后両陛下は15日、空路日帰りで北海道を訪れ、最大震度7を記録し41人が死亡した9月の地震で、甚大な被害を受けた厚真町の被災者らを見舞われた。陛下は「怖い思いをされたんじゃないですか」「お体をお大事にね」と励まし、皇后さまは「よくお耐えになりましたね。つらかったでしょう」と、いたわりの声を掛けていた。

 両陛下は北海道に向かう特別機から厚真町の土砂災害の現場を眺め、新千歳空港に到着後、マイクロバスで36人が犠牲になった同町に入った。宮坂尚市朗町長の説明を受け、陛下は「亡くなった方が一番多いのがここですか」「助かった方はいましたか」と尋ねていた。


  • LINEで送る