ロヒンギャ帰還開始を延期か 「準備できず」と通告

15日、バングラデシュ南東部コックスバザールにあるキャンプのロヒンギャ難民の女性や子ども(ロイター=共同)

 【ヤンゴン、コックスバザール共同】ミャンマー外務省当局者は15日、バングラデシュに避難しているイスラム教徒少数民族ロヒンギャのミャンマー帰還について、バングラデシュ外務省から「帰還者は今日戻る準備ができていない」と通告があったと明らかにした。同日に予定していた帰還開始は延期の公算が大きくなった。

 米政府系の「ラジオ自由アジア」(RFA)のビルマ語放送は15日、バングラデシュ南東部コックスバザールの難民キャンプに滞在するロヒンギャの声として「ミャンマー政府が国籍を与えてくれるまで戻らない」と述べていると報じた。


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