観光バス運転手が意識失う、三重 紀勢自動車道、乗客が停車

 15日午前10時35分ごろ、三重県紀北町の紀勢自動車道下り線で、走行中の観光バスの男性運転手(46)がトンネル内で突然意識を失った。県警高速隊によると、乗客が代わりにブレーキをかけ、トンネル内で停車させた。乗客33人と添乗員1人にけがはなかった。運転手は救急搬送時に意識を回復し、命に別条はないという。

 トンネルの入り口付近で運転席からうめき声を聞いた乗客が、運転を交代。別の乗客が110番した。紀勢道は海山インターチェンジ(IC)―尾鷲北IC間で一時通行止めとなった。

 バスは、浜松市の貸し切りバス事業者「ラビット急行」が運行していた。


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