2018年11月15日 12:45 | 無料公開
多和田葉子さん
【ニューヨーク共同】米国の代表的な文学賞、全米図書賞が14日、発表され、翻訳文学部門で芥川賞作家の多和田葉子さんの「献灯使」が選ばれた。日本滞在中の多和田さんは共同通信の取材に「すごくうれしい。1回目の翻訳部門での受賞を名誉に思う」と語った。
多和田さんは「犬婿入り」で芥川賞、「雪の練習生」で野間文芸賞を受けた。ドイツ在住で、日本語とドイツ語で執筆。ドイツの文学賞「クライスト賞」を受けたほか、多くの著作が英訳されている。
「献灯使」は、大震災を経験し、核で汚染された近未来の日本を舞台にした小説。