子ども型アンドロイドを開発 大阪大、表情をリアルに表現

大阪大のチームが公開した子ども型アンドロイド「アフェット」の頭部=14日午後

 笑顔や不満そうな顔などの表情を、リアルに表現できる子ども型アンドロイド「アフェット」の頭部を大阪大の石原尚助教(機械工学)らのチームが開発し、報道陣に14日、公開した。人間とのコミュニケーション能力の向上につながるとしている。

 アフェットは2歳ぐらいの男の子をイメージ。顔の内部の動きが表情にどう表れるのかを、皮膚として用いたシリコーンゴムに約110カ所の計測マーカーをつけて分析。空気圧を使ってまぶたや頬など16カ所を金属製の内部機構で動かし、よりリアルに表現できるようにした。

 石原助教がタブレット端末を操作すると、表情や目の動きがころころと変化した。


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