2018年11月14日 18:29 | 無料公開
福島県沖の深海底で見つかったマンガン層(海洋研究開発機構提供)
海洋研究開発機構は14日、電池などに使われるレアメタル(希少金属)のマンガンを多く含んだ岩石層が福島県沖の深海底に広がっているのを見つけたと発表した。岩石層には他に海水中のコバルトやニッケルも付着している可能性が高く、「採取した岩を分析し、資源が豊富な海域を絞り込みたい」としている。
場所は福島県沖350キロにある日本の排他的経済水域(EEZ)内の海底火山「磐城海山」。10月に潜水調査船しんかい6500で水深1700〜5400メートルの5カ所を調べると、すべてでマンガンを含む厚さ数センチの岩石層が確認できた。