武田薬品、非中核分野の売却加速 ウェバー社長が方針示す

テレビ会議システムを通じてインタビューに応じる武田薬品工業のクリストフ・ウェバー社長=14日、東京都中央区

 武田薬品工業のクリストフ・ウェバー社長は14日、テレビ会議システムを通じて報道各社のインタビューに応じ、非中核分野の事業売却を加速する方針を示した。欧州医薬品大手シャイアーの買収を諮る12月5日の臨時株主総会では「高い支持を得られる」と自信を見せた。

 武田はがんや消化器系疾患などを中核に位置付けている。売却を検討する事業は「中核以外の300程度ある製品から業績が良くないものを選ぶ」と説明した。中核以外の分野に含まれる日本の一般用医薬品(市販薬)については「非常に競争力があり素晴らしい」と述べるにとどめた。

 これまでも中国の子会社などの売却を進めてきた。


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