5月にも大熊町の避難指示解除 第1原発地元で初

福島県大熊町の新しい役場の建設予定地(手前)=4月24日

 東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県大熊町で、除染が完了した一部地区の避難指示が来年5月にも解除される見通しになったことが13日、分かった。解除されれば第1原発が立地する同県双葉町、大熊町では初めてとなる。

 町は同県南相馬市で13日に開いた住民との懇談会で、現在建設中の役場新庁舎が来年3月末に完成した後、大型連休後の5月上旬に業務開始を検討していると説明。町幹部によると、その後に避難指示が解除となる見通しだという。

 今後、国と町議会との協議や、住民説明会の結果次第では、4月に前倒しされる可能性もある。


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