2018年11月13日 19:28 | 無料公開
福島県大熊町の新しい役場の建設予定地(手前)=4月24日
東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県大熊町で、除染が完了した一部地区の避難指示が来年5月にも解除される見通しになったことが13日、分かった。解除されれば第1原発が立地する同県双葉町、大熊町では初めてとなる。
町は同県南相馬市で13日に開いた住民との懇談会で、現在建設中の役場新庁舎が来年3月末に完成した後、大型連休後の5月上旬に業務開始を検討していると説明。町幹部によると、その後に避難指示が解除となる見通しだという。
今後、国と町議会との協議や、住民説明会の結果次第では、4月に前倒しされる可能性もある。