2018年11月12日 22:48 | 無料公開
RCEP閣僚会合後、取材に応じる世耕経産相=12日、シンガポール(共同)
【シンガポール共同】日中韓やインド、東南アジア諸国連合(ASEAN)など16カ国による東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の閣僚会合が12日午後、シンガポールで開かれた。一定水準での合意となる「実質妥結」に向けて閣僚らが詰めの議論を交わしたが、意見の隔たりが大きく、目標としていた年内の妥結は厳しい情勢だ。
交渉筋によると議長国のシンガポールが一連の協議の後で出す共同声明で「実質妥結した」と記載する代わりに「実質的な進展があった」とするよう提案。年内の実質妥結を見送ることで一致したという。