浜岡原発の免震装置改ざんは不明 KYB、中部電に回答

 中部電力は24日、浜岡原発(静岡県御前崎市)の施設内で使用しているKYB子会社製の免震装置について、KYB側から性能検査データを改ざんした不適合品かどうか「不明」との回答があったことを明らかにした。

 浜岡原発3、4号機は再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査を受けている。改ざんの有無が分からないままでは審査に影響を及ぼす可能性があり、中部電は、装置を取り外して性能を確認する再検査や適合品への交換などを検討する。

 浜岡原発で使われている免震用オイルダンパーは計32基で、非常用ガスタービン発電機を置く建物にある。


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