都、築地に残る業者に仮処分申請 市場明け渡し求め

築地市場

 東京都は24日までに、解体工事が始まっている築地市場(中央区)の敷地内に所有物を残し、営業継続を主張している仲卸業者数社と組合に対し、土地と建物の明け渡しを求める仮処分を東京地裁に申し立てた。申請は18日付。

 都は11日の豊洲市場(江東区)開場に伴い築地市場を閉鎖した。跡地は2020年東京五輪・パラリンピックの駐車場などにする予定で、解体工事が始まっている。

 移転に反対する一部の水産仲卸業者は「築地で営業する権利がある」と主張。築地にあった冷蔵庫などの所有物をそのままにし、敷地周辺で断続的に営業を続けている。


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