米、INF条約の破棄を推進 「時代遅れ」とボルトン氏

23日、モスクワで記者会見する米国のボルトン大統領補佐官(共同)

 【モスクワ共同】米国のボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は23日、モスクワでロシアのプーチン大統領と会談後に記者会見し、米国がロシアの前身の旧ソ連と結んだ中距離核戦力(INF)廃棄条約は世界の現状に即さず「時代遅れだ」と述べ、トランプ米大統領が表明した条約破棄方針を推進する考えを示した。

 プーチン氏とボルトン氏は会談で、パリで開かれる第1次大戦終結100年の行事に合わせて来月11日に米ロ首脳会談を開催することで合意した。ロシア側によると、7月のフィンランドに続く本格的な会談となる。


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