ボクシング村田諒太、進退語らず 王座陥落の試合から帰国

羽田空港で取材に応じる村田諒太=23日

 20日に米ネバダ州ラスベガスで行われた世界ボクシング協会(WBA)ミドル級タイトルマッチで判定負けして王座陥落となった村田諒太(帝拳)が23日、羽田空港に帰国して取材に応じ、明言していない進退に「自分だけで決められることではない。周りの方と自分の意思をすり合わせていかないと。何日かすると心境もいろいろ変わると思う」と慎重に語った。

 32歳の前王者は腫れた目元を隠すサングラス姿で報道陣の前に現れた。念願の本場での世界戦実現に「本当にありがたかった」と感謝したが、攻め手を欠いて完敗。「こうすれば良かったとかは言い訳でしかない。出たものが実力」と振り返った。


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