2018年10月23日 18:31 | 無料公開
沖縄県糸満市の平和祈念公園に建立された「全学徒隊の碑」
沖縄県は、同県糸満市の平和祈念公園に昨年建てられた「全学徒隊の碑」の脇に、太平洋戦争末期の沖縄戦で動員された県内21校の学徒の全戦没者数を明記した説明板を来年3月末までに設置すると決めた。県の担当者が23日、県議会で明らかにした。戦没者数は2千人前後となる見通し。
碑に学徒の全戦没者数が刻まれていないことから、21校の出身者でつくる「元全学徒の会」が数を明記した説明板設置を要求。正確に示す資料がないとして慎重姿勢だった県側は、元全学徒の会の調査に基づく戦没者数を示すことで同会側と合意した。