2018年10月22日 19:42 | 無料公開
資料館「人道の港敦賀ムゼウム」を訪れたルーカシュ・グラボウスキさん(右)=22日、福井県敦賀市
ロシア革命などの動乱を受けて、1920〜22年にシベリアから福井県敦賀市に上陸したポーランド人孤児計763人のうちの1人のひ孫で、ワルシャワ工科大3年のルーカシュ・グラボウスキさん(21)が22日、同市を訪れた。以前から曽祖父が歩んだ地への訪問を切望しており、同市などの計らいで実現した。
当時の状況を伝える資料館「人道の港敦賀ムゼウム」で、曽祖父が帰国の際に乗ったとされる船の写真を見学するなどしたグラボウスキさんは「多くの孤児を助けてくれた日本人に感謝したい」と取材に話した。
グラボウスキさんは今夏から東京都内のメーカーのインターンシップに参加している。