サウジ、騒がれパニック首絞める 新たな釈明

 【カイロ共同】サウジアラビアの反政府記者ジャマル・カショギ氏が死亡した事件で、サウジ政府高官は21日、ロイター通信に対し、カショギ氏が帰国の説得に応じず大声を上げたため、パニックに陥った当局者らが首を絞め、死亡させてしまったなどと説明した。殺す意図はなかったとも主張した。

 サウジ当局が20日に発表した暫定捜査結果と同様「サウジ王室に責任はなく現場の担当者が勝手にやった」という筋書き。具体的な証拠は示しておらず、信ぴょう性には疑問が残りそうだ。

 高官の説明によると、サウジ当局はカショギ氏にサウジ帰国を説得するため治安・情報当局者をイスタンブールに派遣した。


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