独メルケル首相、党内に異例警告 「国民的政党の地位を喪失も」

ドイツのメルケル首相(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】ドイツのメルケル首相は20日、自ら率いる保守与党「キリスト教民主同盟(CDU)」関係者が政府の寛容な難民政策について批判を続ければ、有権者の不信を買い「(ついには)国民的政党の地位を失うことになる」と訴えた。党内で相次ぐ批判をやめるよう異例の警告をした形。地元メディアが伝えた。

 メルケル氏は東部テューリンゲン州の党支部集会で演説し、2015年に始めた大量の難民受け入れは「多大な成果を上げた」と強調。政策批判をやめ、党内の一体化を図るよう求めた。


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