2018年10月20日 16:16 | 無料公開
JAXAが開発した水星探査機「みお」のイメージ(JAXA提供)
【クールー(フランス領ギアナ)共同】南米フランス領ギアナから打ち上げられた日本と欧州初の水星探査機2基は19日(日本時間20日)、順調に飛行を続け、両基をつないで水星まで誘導する役目を担う輸送機が太陽電池パネルを展開した。今後、探査機は機体が正常かどうかのチェック作業に入る。
輸送機はエンジンを積んでおり、欧州宇宙機関(ESA)が飛行経路を制御、7年かけて2基を水星に届ける。日本側の責任者、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の早川基教授は「到着後が本当の運用。その時にきちんとできるよう、今から人を育てていかないといけない」と語った。