警察庁、セキュリティー強化指示 本部長会議で長官が都道府県警に

 警察庁は19日、都道府県警の本部長らを対象とした全国会議を東京都内で開いた。交番襲撃や留置施設からの逃走事件を受け、栗生俊一長官は「施設面の改善や状況に応じた適切な勤務体制の確保により、セキュリティー強化の取り組みを加速してほしい」と要請した。

 2020年には東京五輪・パラリンピック、来年は天皇陛下退位に伴う式典や大阪市で開かれるG20首脳会合など大型の警備が続くため、インフラ事業者との連携を強めるよう指示した。

 被害がなくならない特殊詐欺については、地域の実情に即した対策を推進し、背後にいる暴力団などに対してあらゆる法令を駆使して取り締まるよう求めた。


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