トランプ政権、牛豚で日本へ攻勢 米離脱TPPに焦り

パーデュー米農務長官(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】パーデュー米農務長官は18日、日本との通商交渉で環太平洋連携協定(TPP)以上の農産品関税引き下げを求め、対日輸出の大幅な拡大を目指す方針を示した。トランプ政権は農産品分野では、主要輸出品目である牛肉と豚肉で日本への攻勢を強める構えだ。

 米国はTPPを離脱した一方、日本はTPPや欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)を推進し、米畜産業界には競争条件が不利になるとの焦りがある。米国食肉輸出連合会は「米国にとって日本は大きな価値のある牛肉と豚肉の市場だ。交渉の速やかな進展を願う」としている。


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