部活手当を事実上減額、宮城県 条例改正、反発も

 宮城県議会は18日、仙台市立を除く公立中学、高校の教員が休日の部活動指導に従事した際に支給される手当を事実上減額する改正条例案を、賛成多数で可決した。1日当たり「4時間程度の勤務で3600円」が「3時間程度の勤務で2700円」となる。

 全国的に部活動改革が叫ばれる中、県は教員の長時間労働抑制につなげたい考え。ただ、県教職員組合は「土日は練習試合も多く、勤務は3時間では収まらない。現場の実態にそぐわない」と反発している。

 スポーツ庁は3月、生徒や教員の負担軽減を目的に「休日の部活動は3時間程度まで」との指針を公表。手当の見直しは、これに沿ったものだという。


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