9月の米住宅着工5・3%減 3カ月ぶりマイナス

 【ワシントン共同】米商務省が17日発表した9月の住宅着工件数(速報、季節調整済み)は、年率換算で前月比5・3%減の120万1千戸だった。3カ月ぶりのマイナス。前年同月比は3・7%増だった。

 米国の住宅市場では、資材や人件費の高騰による物件価格の上昇や米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げに伴う住宅ローン金利上昇を背景に、購入意欲が鈍っている。前月比で見ると、一戸建て住宅が微減、集合住宅は大きく落ち込んだ。

 着工件数の先行指標となる建設許可件数は前月比0・6%減の124万1千戸。前年同月比は1・0%減だった。


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