17都道県に被爆2世組織 被団協の加盟団体調査

開かれた被爆2世らの交流会=17日午後、東京都千代田区

 日本原水爆被害者団体協議会(被団協)が全国47都道府県の加盟団体を対象にした調査で、原爆で被爆した親を持つ「被爆2世」の組織が17都道県で発足していることが17日、分かった。被団協が初調査した2013年の12都県より増加した。

 被爆者の平均年齢が82歳超と高齢化が進む中、体験を語り継ぎ、活動を継承する次代の担い手不足が懸念されており、2世の活動に期待が寄せられている。

 被団協によると、昨年12月、全国の加盟団体に調査票を送り、39都道府県が回答。北海道や愛知など5カ所で新たに組織が発足していた。


  • LINEで送る