モスクワでスターリン資料展開催 時代の記憶とどめる

モスクワのロシア国立公文書館で開かれているスターリン資料展=5日(共同)

 【モスクワ共同】ソ連指導者として君臨したスターリンに関する資料の展覧会がモスクワのロシア国立公文書館で開かれている。スターリン時代の記憶が薄れつつある中、公文書館の担当者は「功罪を含めて実像を知ることが重要だ」と話す。

 ロシア国内でのスターリンの評価は「多くの国民を粛清で殺した独裁者」と「対ドイツ戦争を勝利に導いた英雄」に割れている。欧米はその評価をロシア民主化の判断基準として注目してきた。

 9月21日の開会式にはロシアの人権擁護団体の関係者、ロシアや米国の研究者ら多数が訪れた。展示品の中には最近、機密が解除されたものもある。


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