藤井聡太七段が最年少新人王 将棋、31年ぶり記録更新

第49期新人王戦決勝3番勝負の第2局で勝利し優勝、同棋戦の最年少記録を31年ぶりに更新した藤井聡太七段=17日午後、大阪市の関西将棋会館

 将棋の藤井聡太七段(16)は17日、大阪市の関西将棋会館で指された第49期新人王戦決勝3番勝負の第2局でプロ棋士養成機関、奨励会の出口若武三段(23)を破り2連勝で、同棋戦の最年少記録を31年ぶりに更新する16歳2カ月で優勝した。一般棋戦での優勝は、2月に最年少で制覇した朝日杯オープン戦に続いて2回目。

 対局は藤井七段の先手番。中盤辺りでペースを握ると、その後も持ち前の鋭い攻めで相手を105手までで投了に追い込んだ。対局を終えた最年少プロは「(新人王戦は)今年で最後のチャンスだったので、優勝という形で卒業できたのはうれしく思う」と話した。


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