放射線監視装置の停電対策を強化 規制委、泊原発の一時機能停止で

北海道電力泊原発=北海道泊村

 原子力規制委員会は17日の定例会合で、原発事故時の住民避難を判断するための放射線監視装置(モニタリングポスト)に関し、停電時でも3日以上測定できるよう、設置者の道府県に停電対策の強化を促すことを決めた。北海道電力泊原発(泊村)周辺で、9月の全域停電の際に装置の充電が4時間ほどで切れ、一時機能しなくなったのを受けた措置。

 規制委によると、道内のモニタリングポスト91基のうち、規制委が設置している10基を除く81基は道が設置し高線量まで測定できるが、11基が最長9時間近く測定不能になった。


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