アルメニア首相が辞職、総選挙へ 12月10日前後に

16日、アルメニアの首都エレバンで辞職を表明したパシニャン首相(タス=共同)

 【モスクワ共同】アルメニアのパシニャン首相が16日、辞職を表明した。これにより、議会の総選挙が12月10日前後に行われる見通しになった。総選挙後にパシニャン氏が首相に再選されるかどうかが焦点。

 辞職は総選挙実施が目的。議会が2週間以内に新首相を選出できない場合、解散・総選挙となるが、議会各党は首相候補を擁立しない方針だ。

 パシニャン氏は、大統領から首相に転じて長期政権維持をもくろんだサルキシャン前首相を批判する大規模デモを主導し、今年4月に辞職に追い込んだ「無血革命」の立役者。


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