2018年10月16日 10:52 | 無料公開
フランスの芸術文化勲章シュバリエを受章した井上八千代さん(左)と富山清琴さん(右)=15日、パリ(共同)
【パリ共同】京舞井上流家元の五世井上八千代さんと地歌の二世富山清琴さんがフランスの芸術文化勲章シュバリエを受章することが決まり15日、パリでの公演後に授章式が行われた。
公演会場となった「フィルハーモニー・ド・パリ」のロラン・ベイル館長から勲章を授与された井上さんは「とても多くの観客に公演を喜んでいただけて何よりと思っている。これを機会にまたパリへ来たいと願っている」とあいさつ。
富山さんは「『芸の道は荷車を引いて坂道を上るがごとし。少し離せば奈落の底』と父がよく言っていた。今後も自分の責任を果たすべく努力していきたい」と話した。