九州大キャンパス移転終了 伊都地区、広さ国内最大級

九州大の伊都キャンパスへの移転が終了し、開催された記念式典=29日午前、福岡市西区

 九州大は、福岡県内3カ所の教育研究拠点を、伊都キャンパス(福岡市西区など)へ移転し終えた。29日、同キャンパスで記念式典を開いた。

 伊都キャンパスは福岡市の繁華街・天神の西約15キロの一帯にあり、総面積は約272ヘクタール。ヤフオクドーム約39個分で、単一キャンパスとしては国内最大級の広さ。同市の箱崎地区や六本松地区などにあった拠点が引っ越した。10月以降、一部の学部と大学院を除く計約1万9千人の学生や教職員が通う。

 九州大は施設の老朽化に伴い、1991年に伊都地区へキャンパスを集約する方針を決定。2000年から整備に着手し、05年から移転を順次進めた。


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