東京医大新学長、文科省を訪問 「精いっぱいやる」と強調

文科省を訪れあいさつする、東京医科大の林由起子主任教授=26日午後

 女子の得点を抑制するなど入試の不正があった東京医科大で、10月1日付で女性初の学長に就任する林由起子主任教授(56)が26日、文部科学省を訪れ、「この状況で大変だと感じているが、精いっぱいやりたい」とあいさつした。同省の三浦和幸大学振興課長は「信頼回復に尽力してほしい」と応じた。

 面会後、林氏は報道陣に「入試は公正、公平にやり、これまで受験して不利益を被った方には誠実に対応したい」と話した。具体的な方法に関しては「第三者委員会の報告を待ちたい」と述べるにとどめた。

 一連の入試の不正については「報道があったときは本当にびっくりしたし、残念に思った」とした。


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